Hands gently tending the leaves of a potted houseplant

ジャーナル/Care Basics · 読了目安6分

観葉植物の葉の掃除方法|ホコリ取りと葉水のコツ

Wren Hollis

文: Wren Hollis · 観葉植物とインテリアグリーン

観葉植物の葉のホコリを取る正しい方法を紹介。布拭き、シャワー、ブラシの使い分けから、葉水の役割やリーフシャイン系スプレーを避けるべき理由まで解説します。

かんたんに言うと

つるつるした葉の観葉植物は、1〜2か月に一度、柔らかく湿らせた布で葉の裏側から支えながら葉先に向かって拭くか、ぬるま湯のシャワーを軽く当てて洗い流しましょう。うぶ毛のある葉は乾いた柔らかいブラシでホコリを払います。リーフシャイン系のスプレーやオイル、牛乳などは気孔をふさいでしまうので使わないでください。

数か月掃除していないモンステラの葉を指でなぞると、灰色っぽいホコリの膜がついてくることがあります。これは見た目だけの問題ではありません。「観葉植物 葉 掃除」で検索する方の多くが感じている通り、そのホコリの層は植物と光の間に立ちはだかっており、拭き取ってあげるだけで室内の緑をぐっと元気にできる、手軽で効果の高いお手入れなのです。

ホコリを放置すると何が起きるのか

葉は光合成のために光を取り込み、気孔と呼ばれる無数の小さな穴を通してガス交換を行う、いわば働き者の器官です。ホコリの層は葉に届く光を弱めるだけでなく、気孔をふさいでしまうこともあります。ただでさえ光が不足しがちな室内では、ホコリをかぶった植物は実質的に薄暗い部屋で育っているようなものです。また、乾いて汚れた葉はハダニなどの害虫が居心地よく過ごせる隠れ家にもなり、掃除の日になって初めて被害に気づく、ということもよくあります。

葉の掃除に適した方法

  • 湿らせた布で拭く:モンステラやゴムの木、フィカス・ウンベラータなど、つるつるした大きめの葉に最適な定番の方法です。片手で葉を裏側から支え、柔らかく湿らせた布で茎側から葉先へと優しく拭いていきます。害虫が潜みやすい葉の裏側も忘れずに拭きましょう。
  • ぬるま湯のシャワー:シダやポトス、パームなど葉が細かく茂るタイプの植物には、浴室やシンクに置いてぬるま湯を優しくかけ流す方法が向いています。しっかり水を切ってから、冷たいすきま風や直射日光の当たらない場所で乾かしましょう。
  • 柔らかいブラシ:アフリカスミレのようにうぶ毛のある葉は、水で拭くと傷んでしまいます。柔らかい絵筆や清潔なメイクブラシで、乾いたままホコリを払いましょう。
  • 夏の雨:暖かい時期であれば、外に出して優しい雨に当てるのも効果的な洗浄になります。強い日差しや夜の冷え込みの前には室内に戻してあげましょう。

拭いても取れない汚れ

べたついた汚れや頑固な汚れには、ぬるま湯1リットルに中性洗剤を一滴垂らして拭き、そのあと真水でしっかりすすいで洗剤分を残さないようにします。ただし、拭いてもすぐにべたつきが戻ってくる場合は要注意です。カイガラムシやアブラムシなど吸汁性の害虫が出す甘露も同じようにべたつくため、作業のついでに茎や葉裏をよく観察しておきましょう。

使ってはいけないもの

リーフシャイン系のスプレーは葉の表面をコーティングしてツヤを出す仕組みですが、そのコーティングが気孔をふさぎ、かえってホコリを呼び寄せてしまいます。マヨネーズやバナナの皮、牛乳、オイルといった民間療法も同様です。清潔な葉には本来、自然で健康的なツヤがあります。それ以上の光沢は、いわば植物にラップを巻いているようなものだと考えてください。

  • 市販のリーフシャイン製品 — 気孔をふさぎ、べたついた汚れを蓄積させる
  • オイル、マヨネーズ、牛乳、バターなど — ホコリを呼び寄せ、腐敗のもとにもなる
  • 熱帯性植物への冷水 — 葉に斑点ができたり株がダメージを受けたりする
  • うぶ毛のある葉を拭くこと — 水分がこもって跡が残るため、ブラシで払うのが正解

葉水は掃除の代わりになるのか

葉水そのものはホコリを取り除く効果としては不十分です。霧吹きの水滴だけではこびりついたホコリの膜は落ちず、逆に水跡が残ることもあります。ただし葉水には別の大切な役割があります。ハダニは乾燥した環境を好むため、定期的な葉水はハダニの発生を予防するうえで有効です。特に冬場はエアコンや暖房で室内の空気がかなり乾燥し、ハダニが発生しやすくなるので、掃除とは別の習慣として朝晩の葉水を取り入れるとよいでしょう。掃除で汚れを落とし、葉水で乾燥とハダニを防ぐ、という役割分担で考えるのがおすすめです。

掃除の頻度はどれくらいが目安か

多くの家庭では1〜2か月に一度で十分です。ホコリの多い部屋や、窓を開けっぱなしにしがちな部屋、キッチンの近くなどはもう少しこまめに行いましょう。じょうろの近くに布を一枚置いておき、水やりのついでに数枚ずつ拭くようにすると、わざわざ「掃除の日」を作らなくても、いつの間にか全体がきれいに保たれます。

ポイント:掃除の日は同時に観察の日でもあります。すべての葉に手を触れることで、害虫や腐敗などのトラブルを、放っておいたときよりずっと早く見つけられます。作業のついでに葉裏や茎、土の表面もチェックしましょう。

注意:リーフシャインスプレーやオイル、牛乳などで葉を磨くのはやめましょう。ツヤのあるコーティングが植物の呼吸口である気孔をふさぎ、じわじわと株を弱らせてしまいます。

よくある質問

観葉植物の葉をオリーブオイルやマヨネーズで磨いてもよいですか。

おすすめしません。油分を含んだコーティングは葉の気孔をふさぎ、かえってホコリを呼び寄せるうえ、時間が経つと酸化して傷みの原因にもなります。柔らかく湿らせた布で拭くだけで、葉本来の健康的なツヤが戻ります。

観葉植物の葉はどのくらいの頻度で掃除すればよいですか。

多くの家庭では1〜2か月に一度で十分です。あるいは水やりのたびに数枚ずつ拭くようにすれば、特別な手間をかけなくても清潔に保てます。

アフリカスミレのようなうぶ毛のある葉はどう掃除しますか。

水に濡らさず、乾いた柔らかい絵筆やメイクブラシでホコリを払いましょう。水拭きするとビロード状の葉に跡が残ったり傷んだりします。

葉水だけで葉の掃除は済みますか。

いいえ。霧吹きだけではホコリの膜は落ちきらず、水跡が残ることもあります。ただし葉水にはハダニの発生を防ぐ効果があるため、掃除とは別の習慣として続ける価値はあります。ホコリ自体を取るには湿らせた布やぬるま湯のシャワーが確実です。

試してみる

PlantMeなら、その場で診断できます

植物や葉を撮影するだけ。数秒で名前と診断、育て方プランが届きます。

ダウンロードApp Store