ジャーナル/Seasonal · 7分で読めます

トマトの片付けと摘心|最後の実まで熟させる6つの作業

Arthur Meade

文: Arthur Meade · 家庭菜園と季節の作業

トマトの収穫が終盤に。摘心、下葉かき、水やりを控える管理、そして株の片付けまで、残った青い実を最後まで熟させる6つの作業をまとめました。

かんたんに言うと

収穫終了のおよそ4〜6週間前、多くの地域では9月ごろに、各株の主枝を最上段の実がついた花房のすぐ上で切る「摘心」を行います。あわせて新しい花を摘み、いちばん下で熟しかけている房より下の葉を取り、水やりを控えめにして追肥は止めます。すると株は、間に合わない成長をやめて、すでにある実を熟させることに力を注ぎます。初霜の前にすべて収穫し、残った青い実は室内で追熟させましょう。

秋のトマトによくある光景です。株にはまだ青い実がびっしりついていて、上のほうでは新しい花まで咲いている。ところが夜が涼しくなり、色づきはほとんど止まってしまう。いま咲いた花が赤い実になるには、およそ40〜50日かかります。つまり、間に合いません。夏バテしたトマトが秋に持ち直す「秋トマト」もありますが、収穫終了はおおむね10〜11月、初霜は地域差があり、関東平野部では11月下旬ごろが目安です。ここからは、株を「育てるモード」から「仕上げるモード」に切り替えます。

作業1 — 摘心する

初霜の4〜6週間前に、しっかり実のついているいちばん上の花房のすぐ上で主枝を切り、その上に葉を1〜2枚残します。わき芽はそのまま取り続けます。これで、株の力はすべて今ある実に向かいます。

作業2 — 花と小さな実を摘む

いま咲く花や、豆粒ほどの実は、どれも無駄になるエネルギーです。摘み取って、株が始めたものを終わらせてあげましょう。もったいなく感じますが、最後に赤いトマトが穫れるか、硬い青い実の山になるかは、この作業で決まります。

作業3 — 下葉をかく

まだ熟している最下段の房より下の葉を取り除きます。風通しがよくなり、秋の長雨で広がりやすい疫病(えきびょう)の進行を抑えられます。ただし、よくある誤解に注意してください。実が色づくのに直射日光は必要なく、働いているのは温度とエチレンです。株全体を丸坊主にしてはいけません。

作業4 — 水を控え、追肥をやめる

軽い乾燥ぎみの管理は、株を熟す方向に傾け、味も濃くします。土が乾きぎみなら、秋の雨のあとに実が裂ける「裂果」も減ります。肥料はもう与えません。この時期の株には使いこなせないからです。

作業5 — 最後の収穫

霜の予報が出たら、すべて収穫します。十分に大きくなった青い実——つやがあり、緑色がやや淡くなったもの——も一緒に収穫してかまいません。室内の常温で追熟させます。引き出しや紙袋に入れ、バナナを一緒にしておくと、そのエチレンで色づきが早まります。日当たりのよい窓辺は必要なく、かえって傷むことがあります。

ヒント:株ごと根から引き抜き、霜の当たらない場所に逆さに吊るしておく方法もあります。実は枝についたまま、数週間かけて熟していきます。

作業6 — 畑やプランターをきちんと片付ける

健康な株は細かく刻んで堆肥にしてかまいません。ただし、疫病や葉の病気が出た株は、堆肥にせず自治体のごみ収集に出します。落ちた実をそのままにするのも避けましょう。こぼれ種から芽が出るうえ、病気を翌年に持ち越します。種を採るなら、固定種のよく熟した良い実だけから。片付けが済んだら、土にマルチをするか緑肥をまいておきます。

注意:疫病の胞子は、残った株や感染した資材とともに土の中で越冬します。家庭の堆肥づくりでは死滅するほどの温度になりにくいので、病気の出た株は自治体の収集に出し、翌年はトマトを植える場所を変えてください。

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よくある質問

トマトの水やりはいつやめればいいですか?

初霜のおよそ4〜6週間前から少しずつ減らします。急に断つのではなく控えめにするのがコツで、乾きぎみのほうが色づきが早く、裂果も減ります。

トマトの葉は切ったほうがいいですか?

熟しかけている房より下の葉は、風通しのために取ります。ただし上の葉は残してください。まだ実を育てる働きをしています。

青いトマトは収穫後に追熟しますか?

十分に大きくなった青い実なら追熟します。室内の常温で、紙袋にバナナと一緒に入れると早まります。小さく濃い緑の実は、加熱調理に向いています。

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