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ベンジャミンの育て方|置き場所・水やり・葉が落ちる原因

Camille Fournier

文: Camille Fournier · 植物のレスキューとトラブル解決

フィカス・ベンジャミナの育て方を解説。明るい置き場所、水やりの目安、そして置き場所を変えるたびに葉が落ちる理由と、その防ぎ方までまとめました。

かんたんに言うと

ベンジャミンは、朝のやわらかい日ざしが入る明るい場所に置き、16〜24℃を保って冷たい風に当てないようにします。水やりは用土の表面から2〜3cmが乾いたらで、夏はおおむね週1回、冬はぐっと控えめに。いちばん大切なのは、良い場所を一つ決めたら動かさないことです。突然の葉落ちは、ほとんどが環境の変化に対する反応で、条件が安定すればまた新しい葉が出てきます。

しなやかに枝垂れる枝、小さくつやのある葉、軽やかな樹形——ベンジャミンは、オフィスのロビーからリビングの一角まで、長く親しまれてきた定番の観葉植物です。同時に「気難しい」と言われがちでもあります。気に入らないことがあるとすぐに葉を落とし、ときには何が不満なのか分からないほどです。けれども、きっかけさえ分かってしまえば、ベンジャミンはとても分かりやすい植物です。環境を一定に保てば静かに樹らしく育ち、環境を変えれば床一面の落ち葉で抗議します。

置き場所と光:一度決めたら動かさない

ベンジャミンは明るい場所を好み、朝のやわらかい直射日光なら葉焼けの心配もほとんどありません。暗い部屋の隅では、枝が間延びしてスカスカになり、葉が落ち続けます。少ない光では、茂った葉を支えきれないからです。斑入りの品種は、白や淡い緑の部分が光合成をしない分、緑一色の株よりもはっきりと明るさを必要とします。

そして、この記事でいちばん大切なのが置き場所のルールです。ベンジャミンは移動を嫌い、鉢を大きく回転させただけでも葉を落とします。葉は一枚ずつ、当たっている光に合わせて順応しているため、光の条件が変わると、割に合わなくなった葉を切り捨てるのです。家の中でいちばん良い場所を選び、そこに置いたら、数週間ごとに模様替えしたくなる気持ちはぐっとこらえましょう。

水やり:表土2〜3cmが目安

水やりの前に、用土の表面から2〜3cmを指で確かめます。その層が乾いていたら、ぬるめの水を鉢底から流れ出るまでたっぷりと与え、15分ほどしたら受け皿の水は必ず捨てます。根が水に浸かったままにならないようにするためです。生育期はおおむね週1回、光が弱く生育も鈍る冬は、それよりずっと間隔があきます。

とはいえ、根鉢を完全に乾かしきってはいけません。過湿も乾燥も、行き着く先は同じ葉落ちです。手で確かめずにカレンダーどおりに水をやることが、ベンジャミンを丸裸にしてしまういちばんよくある原因です。

温度と湿度

快適な温度帯は16〜24℃で、年間を通して13℃程度を下回らないようにします。ドアや窓からの冷たいすきま風は典型的な引き金ですし、冬はエアコンや暖房の風が直接当たる場所も同じくらい危険です。どちらも、株が反応してしまう急な変化そのものだからです。湿度は中程度で十分ですが、乾燥する冬の室内では、ときどき葉水をすると調子がよくなり、暖かく乾いた空気を好むハダニの予防にもなります。梅雨の時期は逆に、蒸れと過湿に注意し、風通しのよい場所に移さず、その場で鉢まわりの風の通りを確保してください。

用土・肥料・植え替え

市販の観葉植物用培養土に、排水性を高めるために砂かパーライトを3分の1ほど混ぜて使います。ベンジャミンが求めているのは、根まわりに空気のある湿り気であって、重く詰まった泥ではありません。春から初秋までは規定の半分の濃度で2〜4週間に1回施肥し、生育が止まる冬は完全に止めます。

若い株は鉢の中が根でいっぱいになったら、大きな株は3〜4年に1回、春に植え替えます。そのあと多少葉が落ちても心配はいりません。植え替えは根を傷めるので、数週間の落葉は失敗ではなく、ごく普通の順応の反応です。

剪定と樹形づくり

ベンジャミンは剪定によく耐えます。だからこそ、育てていて楽しい観葉植物なのです。晩冬から早春に、葉の節のすぐ上で切りながら樹形を整えます。下葉が落ちて間延びした株も、思いきって切り戻せば元気に芽吹きます。切るときは手袋を。白い乳液(ラテックス)は皮膚を刺激します。

ヒント:剪定は春の生育開始直前、晩冬に行い、元気な枝はそのまま挿し木にしましょう。半熟枝の挿し穂は、水挿しでも湿らせた用土でも数週間で発根するので、一度の剪定でもう一本の樹が手に入ります。

ベンジャミンの葉が落ちるのはなぜ?

  • 最近置き場所を変えた、鉢を回した、あるいは買ってきたばかり。
  • 冷たいすきま風、またはエアコンや暖房の風が直接当たっている。
  • 水のやりすぎ。用土がいつも湿っていて、まず葉が黄色くなる。
  • 水切れ。根鉢がからからに乾き、葉がぱりぱりになる。
  • 光不足。特に日照の少ない冬。
  • カイガラムシやハダニなどの害虫。

覚えておきたいのは、原因さえ取り除けば、健康な株なら数週間で新しい葉を出すということです。ベンジャミンにとって落葉は「お知らせ」であって、枯死の宣告ではありません。少し待つのも育て方のうちです。

害虫

カイガラムシは、葉や家具、鉢の下の床に落ちるべたつく排せつ物(甘露)で気づくことが多い害虫です。ハダニは暖房で乾燥する冬に出やすく、葉の付け根に細かい網を張ります。どちらの場合も、まず葉を丁寧に拭き取り、そのうえでニームオイルや園芸用の石けん剤で処理します。いなくなるまで、毎週くり返すのがコツです。

注意:白い乳液は犬や猫にとって有毒で、人の皮膚や目も刺激します。ペットの届かない場所に置き、剪定のときは手袋を着けてください。

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よくある質問

ベンジャミンの葉が落ちるのはなぜですか?

ほとんどが環境の変化によるものです。置き場所の移動、鉢の回転、冷たいすきま風、暖房の風、そして水のやりすぎや水切れ。原因を取り除いて動かさずに置いておけば、数週間で新しい葉が出てきます。

水やりの頻度はどのくらいですか?

用土の表面から2〜3cmが乾いたら与えます。夏はおおむね週1回、冬はもっと控えめに。ぬるめの水でたっぷり与え、15分ほどで受け皿の水は捨ててください。

ベンジャミンは犬や猫に有毒ですか?

はい。白い乳液は犬や猫にとって有毒で、かじると口の中の炎症や嘔吐を起こすことがあります。ペットの手が届かない場所に置いてください。

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