ジャーナル/Care Basics · 6分

ポインセチアの育て方|短日処理で赤くする方法と冬越し

Camille Fournier

文: Camille Fournier · 植物のレスキューとトラブル解決

ポインセチアを赤くする短日処理は9月中旬スタート。毎日17時から翌朝8時まで完全遮光、約2か月で色づきます。冬越しや切り戻しも解説します。

かんたんに言うと

ポインセチアは明るい室内、最低10℃以上、暖房の風が当たらない場所を好み、土の表面が乾いてから水を与えます。赤く色づかせるには短日処理が必要です。9月中旬〜下旬から、毎日17時頃〜翌朝8時頃まで段ボールなどで完全に遮光し、約2か月続けると11月には色づきます。

ポインセチアは「クリスマスが終わると枯らしてしまう植物」と思われがちですが、本来はメキシコ原産の低木で、環境が合えば何年も育ちます。ポイントは、何がストレスになるのかと、あの赤色がどうやって出るのかを知っておくことです。

赤い部分は花ではありません

赤く見えるのは苞(ほう)と呼ばれる葉が色づいたもので、本当の花は中心にある黄緑色の小さな粒(杯状花序)です。購入時はこの中心部が閉じていて新しいものを選ぶと、長く色を楽しめます。中心の花がすでに落ちている株は、見ごろを過ぎています。

購入時の注意

ポインセチアは寒さに非常に弱く、10℃を下回ると数日後に一気に落葉することがあります。12月に店頭に並びますが、店外や入口付近に置かれた株は避け、暖かい売り場のものを選んでください。持ち帰るときは必ず紙袋などで包み、車内や屋外で長時間冷やさないようにします。

置き場所と温度

  • 室内の明るい窓辺。レースカーテン越しの光が理想です。
  • 最低10℃以上、日中は15〜21℃を保ちます。
  • 暖房の温風が直接当たる場所、玄関、窓とカーテンの間は避けてください。
  • 落葉は水やりより先に「置き場所」を疑うのが基本です。

水やりと肥料

土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。室温にもよりますが、4〜7日に1回が目安です。受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。過湿は乾燥よりも早く根を傷めます。苞が色づいている期間は施肥不要で、春に生育が再開したら月1回程度、薄めの液肥を与えます。

注意:切り口から出る白い樹液(ラテックス)は、皮膚や目に触れると刺激があり、口に入れると吐き気を起こすことがあります。「一枚食べると死ぬ」という話は誤りですが、剪定時は手袋をし、小さなお子さんやペットが触らないようにしてください。

春から夏の管理

  • 4〜5月に草丈の3分の1ほどまで切り戻し、新しい土に植え替えます。
  • 切り戻し後は明るく暖かい場所で、控えめに水やりし、新芽が伸びたら施肥を再開します。
  • 枝数を増やす摘心は8月上旬までに済ませます。それ以降に切ると苞が付きません。
  • 夏は屋外の半日陰でも育てられますが、梅雨の長雨と蒸れには注意し、風通しのよい場所に置きます。
  • 秋、夜が冷え込む前に必ず室内へ取り込みます。

短日処理で赤くする

ポインセチアは短日植物で、夜が十分に長くならないと苞が色づきません。照明のある室内では自然には起こらないため、人の手で長い夜をつくります。

  • 開始時期:9月中旬〜下旬。
  • 毎日17時頃から翌朝8時頃まで、段ボール箱や遮光袋をかぶせて完全に遮光します(12〜14時間)。
  • 日中は明るい場所に戻し、15〜21℃で通常どおり管理します。
  • 約2か月続け、11月に色づいてきたら終了します。
  • 処理中は肥料を与えません。
  • 夜間にわずかでも光が入ると色づきがリセットされます。廊下の照明やスマートフォンの光にも注意してください。

ヒント:スマートフォンに「かぶせる」「外す」の2つのアラームを設定しておきましょう。短日処理が失敗するのは、育て方ではなく、この毎日の作業が抜けることがほとんどです。

よくあるトラブル

  • 落葉する:寒さ(購入時・置き場所)か、水のやりすぎです。
  • 葉が垂れる:水切れです。たっぷり与えて鉢底から流し、受け皿の水は捨てます。
  • 葉先が丸まり乾く:暖房の風が当たっています。
  • 赤くならない:短日処理の開始が遅い、または遮光が不完全です。

寒さによる傷みか、根腐れか、害虫かの判断に迷うときは、PlantMeアプリで撮影してみてください。植物ドクターは500以上の病気や不調を照合し、アプリは35,000種類以上の植物を93%のTop3精度で判別します。

よくある質問

ポインセチアの葉が落ちるのはなぜですか。

ほとんどが寒さか冷たい風によるものです。購入時の持ち帰り、玄関、窓際の冷気が原因になります。次に多いのが水のやりすぎです。

短日処理はいつから始めますか。

9月中旬から下旬です。毎日12〜14時間の完全遮光を約2か月続けると、11月には苞が色づきます。

水やりの頻度はどのくらいですか。

土の表面が乾いてから、4〜7日に1回が目安です。受け皿の水は必ず捨ててください。過湿には非常に弱い植物です。

ポインセチアは毒がありますか。

白い樹液に皮膚や粘膜への刺激性があり、口に入れると吐き気を起こすことがありますが、致死的ではありません。剪定時は手袋を使い、お子さんやペットから離してください。

試してみる

PlantMeなら、その場で診断できます

植物や葉を撮影するだけ。数秒で名前と診断、育て方プランが届きます。

ダウンロードApp Store