ジャーナル/Seasonal · 読了目安6分

ひまわりの種の収穫時期と取り方

Arthur Meade

文: Arthur Meade · 家庭菜園と季節の作業

ひまわりの種は、花の裏側が黄褐色になり花びらが落ちた頃が収穫適期。日本では8月下旬〜9月が目安です。乾燥・保存・鳥よけの方法まで解説します。

かんたんに言うと

ひまわりの種は、花の裏側(がく)が緑色から黄褐色に変わり、花びらが枯れて落ち、種がふっくらとして殻が硬くなった頃が収穫適期です。目安は開花から30〜45日後、日本では8月下旬から9月にかけてがちょうどこの時期にあたります。花の頭を茎ごと30cmほど残して切り取り、風通しのよい場所に逆さに吊るして乾燥させるか、株についたまま袋をかぶせて鳥から守りながら追熟させましょう。

ひまわりはじっくり待たせておいて、最後に急かしてくる植物です。花が終わってからも種は何週間も未熟なままなのに、ある日を境にわずか数日で一気に熟し、そのタイミングを近所の鳥やリスたちがしっかり見張っています。収穫のタイミングを見極めることがすべてであり、見るべきポイントさえ知っていれば、株のほうがちゃんと合図を出してくれます。

収穫時期を知らせるサイン

  • 花の裏側(がく)が緑色から黄色、さらに茶色へと変化する — これが最も確実な目安です。
  • 花びらが枯れて落ち、種を覆っている小さな小花が簡単に手で払い落とせるようになる。
  • 種がふっくらと膨らみ、殻が硬くなり、縞模様の品種では黒と白の模様がはっきり見えるようになる。
  • 花の頭がうなだれて下を向き、外側の種がすでにいくつか落ち始めている — これは完熟のサインであり、鳥たちが動き出す合図でもあります。

品種によって差はありますが、ひまわりは種まきから80〜140日ほどで成熟期を迎えます。日本では梅雨明け後の7〜8月に開花し、種の収穫は8月下旬から9月、まさに今の時期が目安となります。種そのものは花が開いてからおよそ30〜45日で熟していきます。

収穫の2つの方法

花の裏側が完全に茶色くなり、種が硬くなっていれば、その場で収穫してしまって構いません。茎を30cmほど残して花の頭を切り取り、バケツの上に構えて、親指や硬めのブラシでこすって種を落とします。半分に割った花の頭同士をこすり合わせる方法でも手早く種を取ることができます。

とはいえ、台風や秋雨で湿気てしまう前や、鳥が寄ってきている場合は、早めに切り取って室内で乾燥を仕上げるほうが安心です。花の裏側が黄色くなり花びらが落ちたら、茎をある程度残して花の頭を切り取り、2〜3個ずつ束ねて、暖かく乾燥した風通しのよい、ネズミの心配のない場所に逆さに吊るします。1〜2週間ほどで裏側が茶色くなり、種が簡単にこすり落とせるようになります。

鳥よけの工夫

ヒント:花の頭がうなだれ始めて花びらが色褪せてきたら、すぐに紙袋やガーゼ、園芸用の不織布などを花にゆるくかぶせ、茎の部分で軽く結んでおきましょう。中で種の熟成は進みつつ、スズメやカワラヒワなどの鳥やリスから守ることができ、落ちた種を袋がキャッチしてくれるのも利点です。ビニール袋は湿気がこもって花がカビてしまうため絶対に使わないでください。

乾燥と保存

こすり落とした種はトレイに重ならないように広げ、数日かけてしっかり乾燥させます。このとき、平べったい種や傷んだ種は取り除きましょう。密閉容器に入れれば、殻付きの生の種は常温で2〜3か月、冷蔵・冷凍であれば1年ほど保存できます。ローストする場合は、種を軽く塩水にくぐらせて水気を切り、160℃のオーブンで25〜35分ほど、途中でときどき混ぜながら、きつね色になるまで焼き上げましょう。

来年用の種を採る

翌年の栽培用に種を採るなら、一番育ちのよい株から、一番大きく健康な花の頭を選び、1週間ほどしっかりと乾燥させてから、紙の封筒に入れて涼しく乾燥した場所で保管しましょう。ひとつ注意点があり、F1などの交配種から採った種は親と同じ性質にはならず、ばらつきが出ることがあります。固定種や在来品種であれば安定して同じ性質の株が育ちます。しっかり乾燥させた種は、数年間は発芽力を保ちます。

庭のためにいくつか残しておく

立ったままのひまわりの花は、それ自体が優れた天然の餌台になります。秋にはシジュウカラやカワラヒワなどの野鳥が何週間もかけて種をついばみに来てくれます。多くの園芸家は花の半分だけを収穫し、残りは株についたままにしておきます。茎も冬を越す虫たちの隠れ家になってくれます。育てている株が一輪咲きの採油用品種なのか、枝分かれする観賞用品種なのか判断がつかない場合、両者は熟すタイミングが異なるため、PlantMeで写真を撮れば数秒で品種を識別してくれます。

よくある質問

ひまわりの種の収穫時期はどうやって見分ければよいですか。

見るべきは花の正面ではなく裏側です。裏側(がく)が緑色から黄褐色に変わり、花びらが落ち、種がふっくらとして殻が硬くなっていれば収穫適期です。裏側が完全に茶色くなっていれば、その場で種をこすり落とすことができます。

完全に熟す前にひまわりの種を収穫してもよいですか。

はい。花の裏側が黄色くなり花びらが枯れ始めたら、茎ごと花の頭を切り取り、室内で逆さに1〜2週間ほど乾燥させましょう。乾燥が進む間に種の熟成も仕上がります。ただし裏側がまだ完全に緑色のうちに切ってしまうと、種が薄くて紙のような状態のまま育ちません。

鳥にひまわりの種を食べられないようにするにはどうすればよいですか。

花びらが色褪せ始めたらすぐに、紙袋やガーゼ、不織布などを茎にゆるく結んでかぶせましょう。ビニール袋は湿気がこもりカビの原因になるため避けてください。

収穫したひまわりの種はどのくらい保存できますか。

しっかり乾燥させた生の種は、密閉容器に入れて常温保存で2〜3か月、冷蔵・冷凍であれば1年ほど持ちます。翌年の栽培用に採種した種は、涼しく乾燥した場所で紙に包んで保管すれば数年間発芽力を保ちます。

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