ジャーナル/Vegetable Garden · 読了6分

トウモロコシの収穫時期の見分け方|絹糸と粒でわかるサイン

Arthur Meade

文: Arthur Meade · 家庭菜園と季節の作業

トウモロコシの収穫時期は絹糸が茶色く枯れて約20日後が目安。粒のミルクテストや朝採りのコツ、収穫後すぐ甘さが落ちる理由まで解説します。

かんたんに言うと

トウモロコシは絹糸(ひげ)が最初に出てから18〜24日ほどで収穫適期を迎えるのが目安です。絹糸が茶色く乾いてきて、皮はまだ緑色のまま、実がふっくら膨らんで感じられ、粒を爪で潰すと乳白色の汁が出てくれば食べごろです。朝の涼しいうちに、実を下向きにひねって収穫し、早めに食べましょう。収穫した瞬間から糖分がでんぷんに変わり始めます。

家庭菜園の中でも、トウモロコシは自分から熟し具合を教えてくれない野菜の代表です。トマトは色づき、インゲンはぶら下がり、タマネギは倒れて教えてくれますが、トウモロコシは収穫物をまるごと緑の皮で包み隠し、こちらに推測させます。早採りすると、せっかく育てた甘みのない水っぽい粒になり、遅すぎると粒がでんぷん質でモソモソになります。一本の実が食べごろでいられる期間はほんの数日しかないため、6〜9月の収穫期は毎朝畑をチェックするくらいの気持ちが必要です。

日数を数える

種の袋には収穫までの日数(品種により60〜100日ほど)が書かれていますが、これは種まきからのカウントで、その年の天候によってかなりずれるため、あくまで目安です。もっと頼りになるのは、絹糸(ひげ)が出た日を起点にした数え方です。

絹糸が実の先端から最初に出てきた日から、多くのトウモロコシは18〜24日で食べごろを迎えます。株ごとに絹糸が出た日をカレンダーに書き込むか、茎にテープを巻いておきましょう。暑く乾燥した天気は熟すのを早め、2週間強で仕上がることもある一方、涼しく曇りがちな時期は4週間以上かかることもあります。

外から見てわかるサイン

皮をむく前に、外側から状態を読み取りましょう。食べごろの実には次の4つのサインが同時にそろいます。

  • 絹糸が先端だけでなく、皮と接するところまで全体的に茶色く乾いている。
  • 皮はまだしっかり締まって緑色を保っている。皮が薄い枯れ草色になっていたら熟しすぎです。
  • 実の先端が皮の上から触ってもふっくら丸みを帯びている(先が尖った感じではない)。
  • 実の重みで、茎から離れるように少し傾き始めている。

この4つがそろったら、いよいよミルクテストの出番です。

ミルクテスト:確実な収穫適期の見分け方

これがいちばん確実な方法です。実の先端付近の皮を数cmだけめくって粒を少し露出させ、爪を1粒に押し当ててみます。

粒から出る汁でわかること

出てくるもの状態対応
透明で水っぽい汁まだ未熟皮を戻して2〜4日後にまた確認
乳白色の汁食べごろすぐに収穫
どろっとした糊状熟しすぎ収穫してスープやチャウダー、かき揚げなどに活用
汁が出ず皮が硬い収穫時期をかなり過ぎている鳥用や堆肥に、あるいは乾燥させてコーンミールに

もう少し待った方がよさそうなら、めくった皮を元に戻し、緩めの輪ゴムや紐で軽く留めておきます。これで残りの数日、鳥やハサミムシから実を守れます。

収穫のコツ

収穫は朝の涼しい時間帯に行いましょう。糖度は夜間にピークになり、日中の気温が上がるにつれて下がっていくため、朝採りの実は同じ実を午後に採るよりも明らかに甘くなります。

片手でしっかり茎を押さえます(株全体を揺らさないために重要です)。もう一方の手で実をつかみ、下向きにぐっと折り曲げながらひねります。食べごろの実はきれいにポキッと外れます。ノコギリのように引っ張ったり、上に引き抜いたりしないこと。茎を傷めたり、下でまだ育っている二本目の実を傷つけたりしてしまいます。

収穫後:糖分が変わり始める時間との勝負

実が株から離れた瞬間から、粒の中の糖分はでんぷんへと変わり始めます。従来種や在来種、やや古めの交配種では、この変化は驚くほど早く進み、数時間で甘みがはっきり落ちます。だからこそ、その日に収穫して食べる自家製トウモロコシは、お店で買うものとはまったく別の野菜のような味わいになるのです。

  • できる限り収穫した当日に調理しましょう。難しい場合は皮をつけたまますぐに冷蔵庫へ。
  • 現代の「ゆで太郎」「ピュアホワイト」などの高糖度品種(スーパースイート系)は糖分が落ちにくく、冷蔵庫で数日は美味しさを保ちます。
  • 一本の茎から実際に使えるのは1〜2本が目安です。上の実の方が先に熟し、下の実はそれより数日遅れます。
  • 冷凍する場合は軽く下茹でしてからその日のうちに冷凍しましょう。糖分が変化する時間は作業台の上でも止まってくれません。

熟しすぎた実・実入りの悪い実

すべての実が完璧に仕上がるわけではありませんが、そのほとんどはまだ十分に食べられます。

  • でんぷん質でモソモソした実:捨てずに、粒をそぎ落としてチャウダーやかき揚げ、グリルなどに使うと、でんぷん質がむしろ香ばしさになります。
  • 先端の粒がまばらに欠けている:受粉不良によるもので、育て方の失敗ではありません。トウモロコシは風媒花なので、来シーズンは一列に長く植えるより、縦横4株×4株以上のブロック状に植えましょう。
  • 実らないまま終わりそうな小さな二番目の実:早めに摘み取ってヤングコーン(ベビーコーン)として炒め物などに丸ごと使えます。
  • 絹糸すら出なかった実:遅まきや冷夏で生育期間が足りなかったことが原因です。

野生動物にも注意しましょう。鳥やハクビシン、アライグマなどは、たいていの菜園家より的確にトウモロコシの食べごろを察知し、熟すそのタイミングを狙って被害を出します。一晩で実がかじられていたら、それは「他の実もほぼ収穫適期」というサインだと考えてください。絹糸が茶色くなり始めたら畑を毎日見回り、被害が続くようならネットや柵で対策しましょう。

何よりも大切なのは、カレンダーだけを頼りに収穫日を決めないことです。暑い2週間や涼しく曇った2週間があるだけで、収穫時期は1週間以上前後します。種の袋はその年の夏の天候までは教えてくれません。印刷された日付よりも、絹糸の様子とミルクテストを毎回信じましょう。

よくある質問

絹糸が出てから何日くらいで収穫できますか。

絹糸が最初に出てから18〜24日が目安です。暑い天気では2週間強に短縮され、涼しく曇りがちな時期は4週間以上かかることもあります。株ごとに絹糸が出た日を記録し、16日目あたりから状態を確認し始めましょう。

粒を潰したとき、乳白色ではなく糊状の汁が出たらどうすればいいですか。

その実はいちばん甘い時期を過ぎ、糖分がでんぷんに変わり始めています。それでも十分美味しく食べられるので、粒をそぎ落としてチャウダーやかき揚げ、グリルなどでんぷん質が生きる料理に使いましょう。残りの実も熟し具合が近いはずなので、同じ日に確認しておくと安心です。

熟した実を茎に数日つけたままにしてもいいですか。

おすすめしません。トウモロコシは株についたままでは食べごろをキープできず、1日経つごとに糖分がでんぷんへと変わり、鳥や動物に食べられてしまうリスクも高まります。ミルクテストに合格した実は、その日のうちに、たとえ調理が夜になっても収穫しておきましょう。

実の先端の粒が欠けているのはなぜですか。

受粉が不完全だったことが原因です。粒の一つひとつに、それぞれの絹糸を通って花粉が届く必要があり、先端の絹糸はいちばん遅く出るため受粉のタイミングを逃しやすいのです。来シーズンは一列ではなくブロック状に植え、小さな畑では風のない朝に穂(雄花)を軽く揺すって花粉を落としてあげると助けになります。

収穫したトウモロコシは冷蔵庫に入れるべきですか。

2時間以内に食べない場合は入れましょう。皮をつけたまま冷蔵すると、糖分がでんぷんに変わる速度が緩やかになり、粒の乾燥も防げます。高糖度品種は数日間美味しさを保ちますが、従来品種はその日のうちに食べるのがいちばんです。

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