ジャーナル/Seasonal · 6分

ヒヤシンスの球根はいつ植える?植え付け時期と水栽培のコツ

文: Lena Okafor公開日

ヒヤシンスの球根の植え付け時期は10〜11月。土植えの深さと間隔、定番の水栽培の手順、花後の管理までやさしく解説します。

かんたんに言うと

ヒヤシンスの球根は10月から11月に植えつけます。庭植えなら深さ10cm、株間8cmほど、日当たりと水はけのよい場所で、3月から4月に開花します。水栽培の場合も同じ秋に用意し、根が出るまで10〜12週間ほど涼しく暗い場所に置いてから明るい窓辺へ移します。

青、ピンク、白、アプリコット。ぎっしり詰まった花穂と、ひと鉢で部屋中が香るほどの強い芳香。ヒヤシンスは春の球根の中でも特別な存在です。しかも育てるのはとても簡単で、うまくいくかどうかはほぼ「時期」で決まります。日本では10月から11月が勝負の月。庭植えも、あの懐かしい水栽培も、この時期にスタートします。

植え付け時期は10月〜11月

秋の中ごろ、10月から11月が適期です。地温がまだ高すぎず、冬までにしっかり根を張れるので、3月から4月に立派な花穂が上がります。12月に入っても植えれば咲きますが、開花は遅れ、初年度の花穂はやや短くなります。チューリップのように植え付けを遅らせるメリットはないので、球根を買ったら早めに作業しましょう。暖地では、夏の間に十分冷えないぶん、購入時から冷暗所で保管しておくと安心です。

土に植えるとき

  • できるだけ太く固い球根を選びます。花穂の大きさは球根の大きさで決まります。やわらかいものやカビのあるものは避けましょう。
  • 日なた、または明るい半日陰で、水はけのよい場所を選びます。冬に水がたまる場所では球根が腐ります。粘土質の土なら植え穴に軽石や砂を混ぜるか、鉢植えにします。
  • 深さ10cm、株間7〜8cm、とがったほうを上にして植えます。
  • 5球以上のまとまりで植えると見栄えがします。一列に並べると公園の花壇のようになり、かたまりで植えるとぐっと美しくなります。
  • 植え付け後に一度たっぷり水をやり、あとは冬に任せます。

注意:ヒヤシンスの球根は手袋をして扱ってください。シュウ酸カルシウムの結晶を含み、皮膚がかゆくなったり、かぶれたりすることがあります。犬や猫にも有毒で、毒性は球根そのものに集中しています。球根の袋は届かない場所に保管し、掘り返す癖のある犬がいる場合は植えた場所を保護しましょう。

水栽培(水耕栽培)のやり方

小学校の授業で経験した方も多い、日本でいちばん親しまれている育て方です。ヒヤシンス用のガラス容器(球根を水面の上で支えられるものなら何でも構いません)に球根をのせ、水面が球根の底にわずかに触れない高さになるよう調整します。球根そのものは水に浸けず、根だけを水に伸ばすのがコツです。

  • 10月〜11月に用意します。容器にセットしたら、玄関や北側の部屋、箱をかぶせるなどして10〜12週間ほど涼しく暗い状態を保ちます。
  • 水は1週間から10日に一度取り替え、常に清潔に保ちます。
  • 根が容器いっぱいに伸び、芽が5cmほどになり、つぼみが球根の首から出てきたら明るい窓辺へ。
  • いきなり暖かい部屋に入れると葉ばかり伸びて倒れます。まずは涼しく明るい場所で1〜2週間慣らします。
  • 室内に入れてから3週間ほどで花が開きます。

ヒント:容器を2〜3個、2週間ずらして用意し、置き場所の温度に差をつけておくと、開花が順番にずれて長く楽しめます。一斉に咲いて一週間で終わる、ということがなくなります。

花が終わったあと

花が終わったら花茎だけを根元で切り、葉はすべて残します。葉はその後6週間ほど翌年の球根を育てる働きをし、黄色くなってから片づけます。葉が緑のうちはカリ分の多い肥料を与えましょう。水栽培した球根は養分を使い切っているため、翌年もう一度水栽培することはできません。庭や鉢に植えておけば、数年後にまた咲くこともあります。土に植えたヒヤシンスは年々花穂が細く自然な姿になります。毎年見ごたえのある花を楽しみたい場合は、秋に新しい球根を少しずつ足していくのがおすすめです。

うまくいかないとき

  • 葉ばかりで花が咲かない — 低温期間が短い、または暖かすぎた。庭植えでは球根が小さすぎた可能性があります。
  • 葉や茎が間のびして倒れる — 暖かい部屋に移すのが早すぎた、または暗い場所に置きすぎたためです。今年は支柱で支え、翌年はゆっくり慣らします。
  • 球根が腐った — 過湿です。水栽培では水位が高すぎないか確認し、庭植えでは水はけを改善します。
  • 年々花穂が小さくなる — 自然な変化です。花後に施肥し、毎年少しずつ球根を更新しましょう。

2月に顔を出した緑の芽が、自分の植えたヒヤシンスなのか別の植物なのか迷ったら、PlantMeを向けてみてください。写真からどの段階の植物でも判別でき、球根の芽出しにも対応しています。

よくある質問

12月に植えても間に合いますか。

間に合います。開花は少し遅れ、初年度の花穂はやや短くなりますが、きちんと咲きます。袋に入れたままにしておけば確実に傷むので、遅くなっても植えてしまうほうが得策です。

ヒヤシンスは毎年咲きますか。

水はけのよい場所に植えてあれば、毎年咲きます。ただし花穂は年ごとに細く自然な雰囲気になります。花後に施肥し、葉を自然に枯らすことで球根が充実します。

水栽培で葉ばかり伸びて花が咲きません。

低温・暗所の期間が足りなかった場合がほとんどです。10〜12週間ほど涼しく暗い場所に置き、つぼみが球根の首から出てから明るい場所に移してください。暖かい部屋に早く入れすぎるのも原因になります。

水栽培の水はどこまで入れますか。

球根の底にぎりぎり触れないくらいが目安です。球根が水に浸かると腐ります。根が伸びたら水位を下げ、1週間から10日に一度は水を取り替えて清潔に保ってください。

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