Macro shot of a green leaf with tiny insects

ジャーナル/Troubleshooting · 7分で読めます

観葉植物につく害虫8種の見分け方と駆除方法

ハダニ、アザミウマ、カイガラムシ、コナジラミなど、室内で実際によく出会う害虫8種の見分け方と、種類ごとの駆除の手順をまとめました。

かんたんに言うと

葉裏に細かいクモの巣と白い斑点ならハダニ、白い綿くずのような塊ならコナカイガラムシ、茶色い動かない突起ならカイガラムシ、銀色のかすり傷と黒い点ならアザミウマです。まず種類を特定してから、対応する方法で駆除してください。

害虫対策は、種類の特定が9割です。ハダニに効く方法はカイガラムシにほとんど効きません。まずは葉の裏、新芽、葉の付け根を明るい場所でよく観察してみてください。

室内で出会う害虫8種

害虫の見分け方と対処

害虫特徴主な対処
ハダニ葉裏に細かいクモの巣、葉に白いかすり状の点葉裏へのシャワー、殺ダニ剤、湿度を上げる
コナカイガラムシ葉の付け根に白い綿くず状の塊消毒用アルコールを綿棒につけて拭き取る
カイガラムシ茎や葉に茶色い動かない突起、べたつき爪や歯ブラシでこすり落とし、マシン油乳剤
アザミウマ銀色のかすり傷と黒い糞の点、葉の変形粘着トラップ(青)、殺虫剤を7日おきに3回
コナジラミ揺らすと白い小虫が舞う黄色い粘着トラップ、葉裏に薬剤散布
アブラムシ新芽に緑や黒の小虫が群がる水で洗い流す、石けん水、繰り返し駆除
キノコバエ土から黒い小虫が飛ぶ土を乾かす、BT剤、表土のマルチング
トビムシ土の表面で白い虫が跳ねるほぼ無害。土を乾かせば減ります

駆除の基本手順

  • 見つけたらすぐ、その株を他の植物から1m以上離します。
  • 浴室に持ち込み、葉の表裏にぬるま湯のシャワーをかけて物理的に洗い流します。
  • 被害の激しい葉は思いきって切り取ります。薬剤より確実です。
  • 薬剤や石けん水を、葉裏を中心にまんべんなくかけます。
  • 7日おきに3回繰り返します。卵には薬剤が効かないため、これが必須です。
  • 隔離は最低3週間。周囲の植物も毎週チェックしてください。

日本の住環境で気をつけたい時期

ハダニは乾燥を好むため、暖房で空気が乾く冬の室内で爆発的に増えます。逆にカイガラムシやコナジラミは、梅雨から残暑にかけての高温多湿期が最盛期です。季節に合わせて、見るべき場所を変えるとよいでしょう。

予防が最善の対策

  • 新入りの植物は必ず2〜3週間、別の部屋で様子を見ます。
  • 月に1回、葉の表裏を湿らせた布で拭くだけで、初期の被害をほぼ防げます。
  • サーキュレーターで空気を動かすと、ハダニもカイガラムシも定着しにくくなります。
  • 水やりのたびに、葉裏をひと目チェックする習慣をつけましょう。

虫の正体に自信が持てないときは、PlantMeで葉裏の写真を撮ってください。害虫を特定し、その種類に合った駆除の手順を表示します。

よくある質問

自然由来の方法だけで駆除できますか?

初期であれば十分可能です。シャワーで洗い流す、アルコールで拭き取る、石けん水を使う、といった方法は軽度の発生によく効きます。ただし7日おきに繰り返すことが条件です。株全体に広がってしまった場合は、市販の薬剤が現実的です。

害虫は隣の植物にうつりますか?

はい、特にハダニとコナカイガラムシは葉が触れ合うだけで移動します。1鉢でも見つけたら、その日のうちに周囲の植物も点検してください。

被害を受けた葉は切るべきですか?

全体の3分の1程度までなら、切ったほうが回復が早くなります。害虫の密度が一気に下がるからです。それ以上切ると株が弱るので、薬剤での対処に切り替えましょう。

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